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【転妻の資格・スキル】Webデザイナーで駐在妻でも場所を選ばない働き方

この記事はアフィリエイト広告を含みます。

「転勤族の妻も、資格・スキルがあれば仕事ができるの?
「転勤族の妻が学んでいる&仕事に生かしている資格・スキルって何?」
こんな疑問にこたえるために、さまざまな資格・スキルを取得・習得して実際に働いている転妻のリアルな事例を紹介します。

今回は、駐在妻として海外で暮らしながらWebデザイナーの仕事をしているかわさきちひろさん(30代・メキシコ在住)にお話を伺いました。現在の仕事内容、稼働や収入の状況、どんな勉強をしたのかなどを紹介します。

※記事内の情報は2023年3月現在です。

かさわきちひろさん(30歳)

【出身地】東京都
【転勤歴】東京→メキシコ
【家族】
【好きなこと】旅行、漫画や映画を観ながらゴロゴロすること

▷かわさきちひろさんInstagram

mia|ミア

この記事は「転妻インタビューライター養成プログラム」の受講生さんが取材・執筆しました!

【取材・執筆】NAO(ナオ

Web マガジン「転勤族の妻のお仕事」ライター。転勤族歴10年目。金融系正社員として仕事を続けながらも、育児との両立の壁にぶつかる。自分らしい働き方を模索するために、育児休業中にWEBライティングやブログ、整理収納アドバイザーなどあれこれ挑戦中。

Webデザイナーさん注目!

かわさきちひろさんが2023年5月よりフリーランスWebデザイナー向けWordpress講座を開講されます。

WordPressを使いノーコードでサイト構築する方法や、フリーランスWebデザイナーの仕事のノウハウを学ぶことができる3か月のプログラム。月1回のコーチングもついています。

「Webデザインを勉強したけれどコーディングが苦手でつまずいている」という方、フリーランスの仕事の進め方を知りたい方は、まずはLINE登録をしてみてください!

Webデザイナーってどんな仕事?

WebサイトやSNS用画像など 作るものはさまざま

――Webデザイナーとはどのような仕事ですか?

代表的な仕事はWebサイトの制作ですね。Webサイトと一口に言っても、企業の公式サイトやネットショップなど種類はさまざま。ビジネスの規模やサイトの目的により求められる技術レベルも異なります。

サイト制作以外にも、Web記事に使われる画像や広告、SNS用の画像の制作など、規模の小さいものを含めると仕事の種類は多岐にわたります。働き方も会社員やフリーランスなどいろいろな形があります。

ーーちひろさんはどのような働き方をしていますか?

私はフリーランスのWebデザイナーで、主なクライアントは女性向けビジネスを展開している個人事業主の方です。ご自身のお店やサービスを紹介するためのWebサイトを依頼をしてくださる方が多いですね。

装飾を入れすぎないシンプルなデザインのサイトを作るのが得意です。クライアントのニーズに応じて、例えば都会的で洗練された雰囲気にしたり、ほっこりやさしい雰囲気にしたりと使い分けています。

▼ちひろさん制作のサイト(一例)※クリックで拡大します

フリーランスWebデザイナーの働き方

ーー仕事の流れを教えてください。

依頼をいただいたら、最初に無料でヒアリングをしています。「なぜWebサイトを作ろうと思ったのか」「どんな悩みがあるのか」などを丁寧に伺っていきます。

次にデザイン案や見積もりをまとめた提案書を作り、クライアントに提示します。デザイン性だけでなくマーケティング戦略ユーザーの使い勝手も考慮した提案をするよう心がけています。

正式に依頼を受けたらサイト制作を始めていきます。デザインツールはPhotoshopや Illustrator、Canva、サイト構築はWordPressなどを使用しています。制作期間は1か月から2か月ほど。

納品時には、1か月間の無料サポートとサイトの更新方法のレクチャー動画を添付しています。私はプログラミング言語を使用せずにサイト制作しているので、専門知識がないクライアントでも簡単に扱うことができるんです。

ーー集客方法は?

Instagramを見て問い合わせいただくことが多いです。あとはクライアントのご紹介でお仕事をいただくことも。最初は実績作りのためにクラウドソーシングに応募していましたが、今は基本的に「待ち」の姿勢です。

ーー「待ち」の姿勢でお仕事が定期的に入るのはすごいですね!働く時間や報酬は?

フルリモートで、Webデザイナーとしての稼働は1日3時間×週3日くらい。Webデザイナーの他に翻訳やYouTubeの字幕チェックの仕事をしているので、それを含めると平日3時間〜5時間ほど働いています。

悩みは、現在メキシコに住んでいるので時差の関係でクライアントとの打ち合わせの時間どうしても遅くなってしまうこと。例えば日本の午前9時はメキシコの午後6時です。夜の業務が連続しすぎるとストレスになるので、そこは自分自身で調整しています。

報酬は1サイト5万円からスタートし、この2年間で徐々に単価を上げています。たくさん稼いでいるわけではありませんが、「自分の好きな時に夫に頼らず自腹で帰国できる」ことを目指して働き始め、日本ーメキシコ間の飛行機代や欲しいものを買えるくらいの金額はいただけるようになりました。

Webデザインをどうやって勉強した?

スクールで複数のスキルを学ぶ→Webデザインが楽しい!

――Webデザインのスキルはどこで学びましたか?

Webデザインやライティング、マーケティングなどさまざまなWebスキルが学べる「SHElikes」というオンラインスクールで学びました。

実は、もともとはWebデザイナーを目指して入会したわけではなかったんです。入会のきっかけは、夫の海外転勤についていくために5年間勤めた会社を退職したこと。転勤族になるので、場所を選ばない働き方がしたいと思いながらも「何がやりたいか」がはっきりしていなかったんです。そんな時に見つけたのがSHElikesで、いろいろなスキルを学べるところが自分にぴったりだと感じ、入会しました。

ーー実際に入会してみていかがでしたか?

自分に合うスキルと合わないスキルがわかりましたね。当初は「ブログでもやろうかな」と思いライティングを中心に受講していたんですが、実際に学んでみると向いていないことがわかりました。

でもWebデザインは楽しいと感じたんです。Webデザインで大切なのは、複数の要素をわかりやすく配置する情報整理力やクライアントの悩みを察知し解決策を提示する提案力。「どうしたら伝わりやすいか」「どういう機能を入れたら使いやすくなるか」と試行錯誤しながらサイトを構築していく過程が特に好きです。

――Webデザインの勉強で苦労したことはありますか?

コーディングが苦手なことです。一般的に、作りたいデザインをWeb上で表現するには、HTMLやCSSといったプログラミング言語でコンピューターへの指示を書くコーディングが必要です。これがどうしても楽しいと思えず、最後まで苦手意識は克服できませんでした。

そこでコーディングを使わずにサイト構築する方法を勉強し、現在の「知識のないクライアントでも扱えるWebサイト」を提供するスタイルが確立できたので、あきらめなくてよかったなと思います。

スキルアップのコツは「とりあえずやってみる」

――勉強の期間や時間は?

夫が先に海外赴任していて時間があったので、1日5時間くらい勉強していました。最初の頃は、夢中になって丸1日パソコンに向かっている日もありましたね。Webデザイナーの仕事を始めたのはWebデザインの勉強を本格的に開始してから5か月後です。

ーー勉強にかかった費用は?

SHElikesはWebデザイン以外のスキルやマインドセットも学ぶ目的で約2年在籍していたので、受講料はトータルで40万円程度。それに加えて以下の講座も受講しました。

  • フリーランスWebデザイナー向けオンライン講座:13万円
  • 先輩デザイナーのコンサルティング:12万円
  • ECサイト制作のオンライン講座:7万円

勉強にかかった費用は全部合わせると72万円ほどですね。Webデザインの基礎だけならもっとコスパよく勉強できますが、私はスキルアップのために都度投資をしています。これらの投資分は1年ほどで全額回収できました。

ーー勉強で心がけていることはなんですか?

1つは「とりあえずやってみる」こと、もう1つは「無理しない」ことです。

Webデザインは実際に案件をこなすことでスキルアップしていきます。クラウドソーシングやInstagramでのモニター募集など、最初は勇気がいりましたが「とりあえずやってみよう」の精神で挑戦してきました。小さな成功体験を重ねていくと、さらにやりたいことが増えてどんどん世界が広がっていきます。

「無理しない」というのは「やりたくないことをやらない勇気を持つ」とも言えます。勉強や仕事をする中で、どうしても自分には合わないものはやらないという選択をするのも1つの手。私の場合、コーディングやクラウドソーシングなどを使った積極的な営業活動は苦手だと感じたので、それをやらずに済む道を模索しました。無理しても続かないので、自分のペースを崩さないことが大切だと思います。

Webデザイナーに興味がある転妻さんへ

Webデザインを学ぶことで可能性が広がる

――Webデザインのスキルの魅力はなんですか?

汎用性の高さですね。Webデザインのスキルは、SNS運用代行や動画編集などWebデザイナー以外の仕事にも生かすことができます。Web系の仕事は需要が多いので、Webデザインを学んでおくと何かしらの仕事につながる可能性は高いと思います。

また別のスキルを掛け合わせることで、単価アップを狙うこともできます。知り合いのWebデザイナーは、広報の経験を生かしてWebサイトと一緒にキャッチコピーなどテキスト制作も請け負い単価アップしています。

――Webデザインのスキルに興味がある転妻さんへメッセージ

Web系の仕事は場所を選ばないので、転妻さんに向いている働き方だと思います。フリーランスなら時間の融通もきくので、家族や自分の時間を大切にしたい人にはピッタリ。スクールはハードルが高いという方は、まずはYouTubeなどで学ぶ方法もありますよ。ぜひできることから挑戦してみてください!

Webデザイナーさん注目!

かわさきちひろさんが2023年5月よりフリーランスWebデザイナー向けWordpress講座を開講されます。

ちひろさん講座

WordPressを使いノーコードでサイト構築する方法や、フリーランスWebデザイナーの仕事のノウハウを学ぶことができる3か月のプログラム。月1回のコーチングもついています。

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NAO(ナオ)
Web マガジン「転勤族の妻のお仕事」ライター。転勤族歴10年目。本業は金融系正社員で、現在は育休中。WEBライティングやブログ、整理収納アドバイザーなど「おもしろそう!」と思ったものにあれこれチャレンジ中。兵庫在住。