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【転妻の資格・スキル】全国チェーン店なら働きやすい説は本当?

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今回は、全国チェーンで正社員として勤務していたみささん(30代・埼玉在住)にお話を伺いました。みささんは全国チェーンの焼肉店で店長として働いていたときにパート従業員の採用経験があります。そこで、転勤族の妻でも全国チェーン店のパートに採用されるか、全国チェーン店は転勤族の妻にとって働きやすい職場なのかといった疑問にこたえていただきました。

※記事内の情報は2023年5月現在です。

みささん(30代)

【出身地】千葉県
【家族】夫、長女(4歳)
【好きなこと】飲食店巡り

▷みささんInstagram

mia|ミア

この記事は「転妻インタビューライター養成プログラム」の受講生さんが取材・執筆しました!

ライター_プージャ

【取材・執筆】プージャ

Webマガジン「転勤族の妻のお仕事」ライター。転勤族歴10年超の3児の母。新婚当初からインド、ブラジルと夫の海外駐在に帯同。子どもと夫のケアに追われてないがしろになっていた自分のキャリアを取り戻すため、在宅でライターを始める。FP2級や相続診断士の資格を取得し、終活・教育分野を扱うライターとして活動中。

全国チェーン店は転勤族の妻が働きやすい職場って本当?

イメージ_転勤になっても引っ越し先のお店で働ける!

Q:全国チェーン店は転勤族の妻でもパートで働きやすい?

私自身は転勤族の妻を採用した経験はないのですが、家族の都合で引っ越しするパートさんに、社員から「引っ越し先の近くにも同じチェーンの店があるから働いてみませんか?」と提案したことは何度もありました。

引っ越し先でも働けるという意味では、全国チェーン店は転勤族の妻がパートで働きやすい職場と言えるかもしれません。

Q:パートは別のお店に異動できる?

はい。パート従業員の雇用契約はお店ごとにおこなわれているので、正確には「異動」ではなく「新しいお店で新規採用」という形を取ります。現在働いているお店を退職して、引っ越し先に近いお店で面接を受け直し、時給や勤務時間などの条件に合意すれば新しくパートとして採用されることになります。条件さえ合えば、不採用になる可能性はほぼないと思います。

Q:同じチェーンで働くとどんなメリットがある?

同じチェーンであれば、扱っている商品やメニューがほぼ全店で同じです。前のお店で身につけた商品知識を生かせるというメリットは大きいと思います。

あと、これは社員側の意見なのですが、他のお店で働いていたパートさんが入ってくれるのは嬉しいことです。引っ越しても同じチェーンで働こうと思ってくれるのは、愛着を持ってくれているということだと思いますので。だから、違うお店に移ったときは歓迎してもらえると思います。

Q:前のお店での評価やランクなどはどうなる?

基本的には引き継がれます。前のお店からその方の働きぶりや評価などに関する引継ぎの資料ももらいます。でも、あくまでも前のお店の店長による評価なので、参考にする程度ですね。それから、プラスの時給が出ていた場合などは、会社の人事制度と擦り合わせていくことになります。

採用面接で「転勤族です」と正直に言っても大丈夫?

イメージ_ 転勤族だとわかると不採用?伝えるならいつ?

Q:いつ引っ越すかわからない転勤族の妻は採用されにくい?

私が今も同じ仕事をしていてパートさんを採用するとしたら、「転勤族の妻だから採用しない」ということはないですね。というのも、転勤族の妻っていうのは「条件」だと思うんです。つまり、その人の採用・不採用を決める理由にはならないと考えています。

「転勤族だから、急な異動があったときに迷惑をかけてしまう」と、考えてしまう人もいるのかもしれません。でも、年間40~50人のパートさんを採用してきて気付いたのは、みんな働く条件を持っているということです。

例えば、学生さんだと保護者の考えや学校の都合で遅い時間まで働けない人もいます。それを気にし始めたら誰も採用できないですよね。みんな抱えている条件を採用面接で店側に伝えていますし、それに合わせた働き方をしています。転勤族だということを気にしすぎなくて大丈夫です。

Q:とはいえ「転勤族だと伝えて不採用になった」という話も……

地域や店舗によっては、ずっと働いてくれる地元の方を積極的に採用したいという事情があるかもしれません。でも、不採用になった本当の理由はわからないですよね。もしかすると、働ける時間や曜日などの希望が店側とマッチしなかっただけかもしれません。

Q:遅かれ早かれ相手に伝わるなら、早めに伝えたほうがいい?

そうですね。いずれにしても、夫の転勤に帯同するためにパートをやめることになったら、本当のことを伝えることになるはずです。そのときになって「聞いていなかった!」と、揉めるくらいなら、採用面接のときに伝えたほうがいいと思います。

もし転勤族だと伝えて、それが理由で採用されなかったとしたら、「転勤族だからと門前払いするようなお店で働かなくて済んだからラッキー」くらいに考えればいいのではないでしょうか?自分自身を見て採用するかどうかを検討してくれないお店は、働く場としてあまり魅力的ではないですよね。

採用側が考える「転勤族かどうか」よりも大切なこと

イメージ_採用したくなるのはどんな人?

Q:かつて採用する側だった、みささん。採用したいと思ったのはどんな人?

パートさんはそのお店の看板を背負う人になるので、お店の雰囲気に合う人でないとダメですね。これは私個人の意見というよりは、会社の判断基準だと思います。例えば私が働いていた焼肉店の場合、採用したいのは明るく元気で素直な人ですね。それから、体力があるというのも大事です。

Q:積極的に採用したい年齢層はあった?

採用したい年齢層については、特に意識しませんでした。地域やお店によっても結構違うかもしれないのですが、応募してくる人は30代後半~40代半ばの方が1番多かったですね。ほかには、子育てが一段落した50代の方も結構いらっしゃいました。

でも、お店の雰囲気に合うような方であれば、年齢は関係なく採用します。私が働いていたなかで1番上の方だと、70代のパートさんもいました。

Q:働ける時間帯や曜日は採用のポイントになる?

働ける時間帯や曜日は大事です。転勤族の妻かどうかよりも、ずっと重要ですね。やっぱりお店が忙しいときに働ける人を求めているわけですから。

Q:同じチェーンでも人を集めたい時期や時間帯はお店によって違う?

はい、お店によって忙しい時期や時間帯は違います。例えば私が働いていたお店では、春の卒業・入学シーズンや夏休みが繁忙期でした。繁忙期に人手不足になるとお客様に迷惑をかけてしまいます。だから、この時期を乗り越えるために求人をかけていました。

あとは、お店によってランチタイムに営業しているのか、ディナーのみの営業なのかが違います。私が働いていたお店だと平日はディナーのみの営業だったので、子どもが幼稚園に行っている間に働きたいという方はほとんど採用できませんでした。

忙しい時期や時間帯に働いてくれる方なら、転勤族であろうとなかろうと、お店側としては採用すると思います。

全国チェーン店で働きたいと思っている転勤族の妻に向けて

イメージ_やってみたいと思ったらためらわずに応募しよう!

Q:「転勤族だから採用されないかも」と応募をためらっています……

「働いてみたいな」と思うお店が求人を出していたら、まずは応募することが大事だと思います!「転勤族だから」とためらう気持ちは理解できますが、応募してみないことには採用になるか不採用になるかはわからないですし。

チャレンジする前に尻込みして自らチャンスを逃すのは、もったいないと感じます。

Q:全国チェーン店でパートをしてみたい転妻にエールをお願いします!

全国チェーン店は、転妻さんが仕事を続けやすい職場だと思います。転勤に帯同するときに、条件が合えば引っ越し先の近くのお店に移れたり、前のお店で培ったスキルを生かせたりするからです。

私の働いていた全国チェーン店でも、とくに人手が足りない忙しい時期があり、そこを乗り越えるために求人を出すことはたくさんありました。「面接で転勤族と言ったらマイナスになるかもしれない」と、不安になる気持ちは理解できますが、挑戦しなければ採用されることはありません。悩む時間はもったいないので、ぜひ働きたいと思ったお店には積極的に応募してみてください。

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