Webライターから「取材ライター」になりたい方へ

【転妻の資格・スキル】オンライン家庭教師は在宅で働けて需要も◎

この記事はアフィリエイト広告を含みます。

「転勤族の妻も、資格・スキルがあれば仕事ができるの?
「転勤族の妻が学んでいる&仕事に生かしている資格・スキルって何?」
こんな疑問にこたえるために、さまざまな資格・スキルを取得・習得して実際に働いている転妻のリアルな事例を紹介します。

今回は、オンライン家庭教師の仕事をしているりかさん(30代・北海道在住)にお話を伺いました。現在の仕事内容、稼働や収入の状況、仕事を始める方法などを紹介します。

※記事内の情報は2023年8月現在です。

りかさん(31歳)

【出身地】宮城県
【転勤歴】北海道札幌市(今後道内で転勤あり)
【家族】夫、娘(0歳)
【好きなこと】学ぶこと

▷りかさんInstagram

mia|ミア

この記事は「転妻インタビューライター養成プログラム」の受講生さんが取材・執筆しました!

ライター_プージャ

【取材・執筆】プージャ

Webマガジン「転勤族の妻のお仕事」ライター。転勤族歴10年超の3児の母。新婚当初からインド、ブラジルと夫の海外駐在に帯同。子どもと夫のケアに追われてないがしろになっていた自分のキャリアを取り戻すため、在宅でライターを始める。FP2級や相続診断士の資格を取得し、終活・教育分野を扱うライターとして活動中。

オンライン家庭教師の仕事とは?

自宅からビデオ通話で指導 夫の休日を授業日に

イメージ_仕事

――現在のお仕事について教えてください。

現在、中学生と高校生の合計6名を教えています。授業時間はだいたい週9時間程度です。生徒さんが学校や部活から帰宅した時間に授業をするので、17~20時にビデオ通話をつないでいます。受け持っている生徒さんにはフリースクールに通う子や海外在住の子もいて、午前中に授業を行うこともあります。

専門教科は、私自身が理系出身なので数学、英語、理科がメインです。ご要望があれば国語、社会を含めた5教科を教えることもあります。

――どのように働いていますか?

私には現在生後6か月の子どもがいるので、夫が休みの日を授業日にしています。授業をしている間は、夫が子どものお世話担当です。夫の仕事が休みになる曜日は決まっていないのですが、勤務予定表が1か月前には出るので、休みの日に授業を入れられるように生徒さん側と調整しています。

――収入面はいかがでしょうか?

収入は毎月9万円程度です。扶養の範囲内におさまるように調整しています。小さな子どもがいても安定して稼げているので、満足しています。

フリーのオンライン家庭教師の働き方

――生徒の集客方法は?

知人の口コミやSNS経由でのお問い合わせがほとんどです。Instagramからのお問い合わせがとくに目立ちます。「札幌 家庭教師」といったキーワードで検索して私を見つけた保護者さんが多いようです。

――オンライン家庭教師のメリットは何だと思いますか?

オンライン家庭教師のメリットは、通勤する必要がないので働きやすいことです。私のように小さな子どもがいても、授業中だけ誰かにお世話をしてもらえば大丈夫。それに、オンライン家庭教師なら場所を問わないので、今後引っ越しがあっても続けられるだろうと考えています。

移動がないという点は、生徒さん側にとってもメリットが大きいようです。習い事や部活で忙しい子が多く、塾に通うのが負担だという声をよく聞きます。その点、オンライン授業であれば生活リズムを崩さず勉強できます。それに送迎がないことで保護者さんの負担も軽減されますよね。こんなふうに生徒さん側にもメリットがあるので、オンライン家庭教師の需要は高いと感じています。

――オンラインだからこそ大変なことはありますか?

解答にいたる流れを逐一チェックできないところに難しさを感じます。対面での授業だと途中の計算式などを確認できるので、つまずいたポイントがすぐにわかります。でもオンライン授業だとそれができないので、解答用紙を写真で撮影して送ってもらったり、画面に映してもらったりなど工夫しています。

どうしたらオンライン家庭教師になれる?

特別なスキルや資格は不要!

イメージ_勉強

――オンライン家庭教師をするために、どのような資格やスキルが必要ですか?

オンライン家庭教師を始めるのに、特別なスキルや資格は必要ありません。ですが、テキストや教科書に解答がなかったり、解説読んでも分からない生徒さんに質問されたりするので、自分で解ける必要があります。学生時代に勉強が好きで成績が良かった方だと、授業の予習負担が減ると思います。

あとは、ビデオ通話のツールは使える必要があると思います。授業を実施するためのZoomやTeamsなどは使いこなせなければなりません。

――どうすれば上手に指導できるようになりますか?

実践を重ねることで、自然に上手な教え方が身に付けられるのではないかと思っています。私自身は、教えることに関する特別な研修を受けたことはありません。

ただし、教えるのが上手な先生を見ていると、共感性観察力が共通してあると感じます。共感性とは生徒さんの気持ちに寄り添うこと。観察力は生徒さんの様子をしっかりと見る力です。この2つを兼ね備えていると、生徒さんの反応を見ながら教え方を変えることができます。

私は教えるスキルを意識しないまま家庭教師を始めましたが、最近は生徒さんと接するときにコーチングを取り入れています。市販の本を読んで学び、コミュニケーションのときに意識しています。

失ったキャリアを取り戻す!やりがいのあるオンライン家庭教師に

――オンライン家庭教師になったきっかけは何ですか?

もともと、大学時代に家庭教師のアルバイトを4年間していました。友人に紹介されてなんとなく始めたのですが、教えるうちに楽しくなっていったんです。しかし、卒業後は教育関係には進まず、大学の専門分野を生かしてメーカーの技術者になりました。

家庭教師をもう一度やりたいと思ったのは、転勤族の夫と結婚して退職したあとのことです。税務署で事務の短期アルバイトをした時期があったのですが、同じ作業の繰り返しが私にとっては苦痛で、「やりがいを感じる仕事をしたい」と思うようになりました。

アルバイト終了後は、半年ほど専業主婦に。当時は夫しかいない世界に取り残されているような感覚でつらかったです。「自分が本当にやりたいことは何か?」と模索する日々だったのですが、あれこれ考える中でずっと頭から離れなかったのが家庭教師の仕事でした。教えるのが好きだったし、成績が伸びるとやりがいも感じられたからです。

――家庭教師を始めるときに不安はありましたか?

指導に関する不安はなかったです。でも夫婦で過ごす時間がなくなることが気になって、なかなか踏み出せませんでした。家庭教師の仕事は平日の夕方から夜がメインで、夫とすれ違ってしまうので……。

そんなとき友人が「家族の時間を大事にするためにやりたいことを諦めるよりも、多少会う時間が減ってもお互いに仕事で満足しているほうが家庭はうまくいく」とアドバイスしてくれて。この言葉に背中を押されて求人に応募し、家庭教師の会社と業務委託契約をして対面で生徒さんを指導することになりました。会社が運営する教室で教えていたので、個別指導塾のようなスタイルですね。

オンライン家庭教師を始める方法は?

――現在は対面からオンラインに移行して、会社の所属ではなく生徒さんと直接契約するようになっていますよね。どのように変わっていったんですか?

オンラインに移行したのは家庭教師の会社の2年目からで、きっかけは妊娠です。つわりで体調がすぐれず教室での指導が難しくなったので、ビデオ通話を使うことに。それまでは「家庭教師=対面」という固定観念があったのですが、「そっか、オンラインでもできるんだ!」というのがすごく大きな発見でした。

この気づきから、フリーでオンライン家庭教師をすることを決めました。フリーになって最初の生徒さんは、知り合いから紹介された中学生です。保護者さんから「とにかくサッカーで忙しくて塾に通うのが大変」と相談を受けて、オンライン授業をすることになりました。

――これからオンライン家庭教師を始めたい場合、どのような方法がありますか?

オンライン家庭教師の登録サイトや家庭教師紹介会社がいくつもあります。まずはいくつかのサイトや会社に登録してみると、始められると思います。教えること自体が初めてなら、塾でアルバイトするのもおすすめです。サポートしてもらいながら教える経験が積めるので安心だと思います。問題が分からない時は他の先生に助けてもらえます。

オンラインで子どもに教える仕事がしたい転妻さんへ

興味があるならまずは1コマからでも始めてみる!

――「急な転勤があるから仕事を始めにくい」という転妻さんの声も聞きますが……。

「生徒さんに迷惑をかけるかも……」と気になるなら、最初に事情を話しておくといいのではないでしょうか?私は妊娠中にオンラインで指導を始めたご家庭には、急な体調不良でスケジュールを変更する可能性があることを最初に伝えました。今も赤ちゃんを育てながら仕事をしているので、お問い合わせをもらったときはその旨を説明しています。了承をもらっていれば対応しやすいと思います。

――オンライン家庭教師に興味がある転妻さんへのメッセージをお願いします。

オンライン家庭教師は、転勤や子育てなどがあって外に出て働きにくい人でも続けやすい仕事だと思います。また、特別な資格やスキルは必要ないので、始めるハードルもそこまで高くありません。

最初は踏み出すのに勇気が必要かもしれませんが、まずは生徒1人だけからスタートしてみてはいかがでしょうか?週に1回、1コマ(1時間)だけの授業なら、家族との時間を持ちながら働けるはずです。たとえば、土曜日や日曜日など夫が休みの日に授業を設定すれば、子どもの預け先を気にする必要もありません。

始める前に悩んでいたことも、実際にやってしまうとそれほど大きな悩みではなかったと気づくことがあります。まずは少しだけでも始めてみることをおすすめします。

▷【記事一覧】転妻の資格・スキル

▷このWebマガジンの編集長・mia(ミア)ってどんな人?

\ follow me!/
miaアイコン

Webマガジン「転勤族の妻のお仕事」編集長

mia(ミア)

▷Twitter(@mia_wfh)

Twitterで転勤族の妻のお仕事インタビューなど、Webマガジンの新着記事をお知らせします。在宅フリーランスワーママの日常も発信しています。気軽にフォローしてくださいね〜

ABOUT US
プージャ
Webマガジン「転勤族の妻のお仕事」ライター。転勤族歴10年超の3児の母。新婚当初からインド、ブラジルと夫の海外駐在に帯同。子どもと夫のケアに追われてないがしろになっていた自分のキャリアを取り戻すため、在宅でライターを始める。FP2級や相続診断士の資格を取得し、終活・教育分野を扱うライターとして活動中。